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豪ドル建ての第一フロンティア生命「プレミアジャンプ・年金(外貨建)」の解約の検討
このページは、貯金を貯めたい人のための質問と回答のコーナーです。定期預金や投資が大好きな管理人が、皆様のお悩みを無料でご回答差し上げます。
頂いたご質問(2019年3月、KMさま、50代・女性)
第一フロンティア生命のプレミアムジャンプ・年金(外貨建)についてです。今までの記事で勉強させていただきました。勉強不足で入った保険のことで困っています。
http://www.d-frontier-life.co.jp/products/product.html?product=97&agency=90
老後のために、少しずつ定期貯金で貯めたお金の損が大きく、途方にくれています。今、解約するべきか悩んでおります。アドバイスをお願いいたします。
契約日2015.7.3
払込金額10、000、000円
為替レート95.99円
運用期間10年
基本保険金額104、177.52豪ドル
①定率部分100、218.78豪ドル
②運用実績連動部分3、958.74豪ドル
A22型/グローバル運用型(豪ドル)
このような内容です。一昨日問い合わせたところ、解約すると778万円ぐらいです。問い合わせの電話は、とても感じが悪い応対で、怒らせて、解約させ手数料を取ることを目的に対応していることがありありとしています。
http://www.d-frontier-life.co.jp/products/product.html?product=97&agency=90
老後のために、少しずつ定期貯金で貯めたお金の損が大きく、途方にくれています。今、解約するべきか悩んでおります。アドバイスをお願いいたします。
契約日2015.7.3
払込金額10、000、000円
為替レート95.99円
運用期間10年
基本保険金額104、177.52豪ドル
①定率部分100、218.78豪ドル
②運用実績連動部分3、958.74豪ドル
A22型/グローバル運用型(豪ドル)
このような内容です。一昨日問い合わせたところ、解約すると778万円ぐらいです。問い合わせの電話は、とても感じが悪い応対で、怒らせて、解約させ手数料を取ることを目的に対応していることがありありとしています。
回答:保険そのものではなく、豪ドルの為替リスクが想像以上に大きいです
KSさま、困ったものですね。いったい何処の金融機関がこのような保険を勧めてきたのか、あるいは近年すっかり流行した保険ショップで契約してしまったのか・・・。
本来、保険という商品は生活する上での様々なリスクをヘッジするための金融商品です。これを蓄財目的で利用しようという事自体が間違った考え方であり、今後はつい欲に負けて、このような一石二鳥に見える商品に近づいてしまわないようにしましょう。
ただでさえ保険という複雑な商品が、資産形成の目的まで入れてしまう事によって、常人には理解不能な複雑怪奇なシロモノに変身します。そして、訳の分からないものに数百万単位でお金を突っ込むという、これまた理解不能な行動を取ってしまいがちです。
現時点で解約した場合、契約金1000万円に対して778万円(222万円の損)しか手元に戻らないとの事でしたので、まずはその点を確認してみました。
第一フロンティア生命のプレミアムジャンプ・年金(外貨建) は、契約金を積立利率で確実に増やす「定額部分」と、運用(つまり投資をしている事になります)で増やす「変額部分」に分かれて運用される仕組みになっています。
今回の1000万円かつ運用10年の契約では、確実に増やす定額部分が全体の96%を占めているので、かなり安全に運用されるような印象です。
・払込金額:1000万円
・運用期間:10年
・基本保険金額:104177.52豪ドル
(定率部分)100218.78豪ドル(全体の約96%)
(運用実績連動部分)3958.74豪ドル(全体の約4%)
では、定率部分と運用実績連動部分(変額部分)の運用利率について確認してみましょう。
最新の積立利率は、下記より、1.24%です。
http://www.d-frontier-life.co.jp/products/index_kakuteitsuki_hennen.html?product=97
&agency=90&warranty=5&warranty2=7&warranty3=1&warranty4=0
契約日である2015年7月3日時点での積立利率は、1.51%ですので(以下のリンク先)、年間の運用利率は低下している印象です。為替リスクを取りながら、たった1%強の運用利率とは正直低いなというのが、投資に慣れている当サイト管理人の率直な感想です。
http://www.d-frontier-life.co.jp/customer/rate/tsumitateriritsu_history.html?
param=index_kakuteitsuki_hennen&product=97&agency=90
今回の契約はグローバル運用型(豪ドル)で、その成績は基準価額チェックページで調べられます。契約開始時点から2019年2月1日までの運用益は、プラス13.65%です。積極的に運用する部分では、今のところ利益が出ています。
http://www.d-frontier-life.co.jp/products/kijunkagaku.html?product=97&agency=90
ただし、2019年2月版の月次レポートに掲載されている基準価額の推移を見た感じだと、右肩上がりに増えている訳ではありませんので、今後も変額部分で高いリターンが期待できるのは、疑問に感じるところではあります。
http://www.d-frontier-life.co.jp/report/23501_PremierJump_
Nenkin_A022_H17011_201901_2.pdf
上記のように、基準価額が90円付近で買って今は100円を超えたところですから、契約者は1割強の利益が出ているものの、プレミアムジャンプ・年金(外貨建) の運用開始から現在までで見た場合は2.3%のリターンしか出ていません。
ただし、一時はマイナス30%にもなる大きな損失を出す一方で(2016年4月辺り)、上振れしていた時はプラス40%を超えていたわけであり(2018年初辺り)、投資など、元々このようなものであるとの認識が必要です。
ところで、10年間の運用を待たずに中途解約する場合は、以下の計算式に沿って、解約返還金が決まる仕組みのようです。
上記の計算式の「市場価格調整率」は、以下のように積立利率で決まります。
また、「解約控除」の額は、残りの運用期間で決まります。2015年7月3日に契約されていますので、今、解約された場合は解約控除率が7%になるはずです。
以上の情報を元に解約した場合に、豪ドルでいくら戻ってくるのか計算をしてみた結果が、以下の一覧です。この時、積立利率は今後も1.24%であると仮定しています。
グローバル運用部分については、過去4年間で13.65%増えましたが、この部分は「投資」であり、価格のブレが大きいため、今後については損益をプラスマイナスゼロとして、損しないし得もしないという条件にしています。
運用から4年経過の今の時点で解約した場合、これまで増やした効果と相殺されて、トータルでの損失は豪ドルで▲2.4%程度です。日本円でなく、豪ドルベースで、損失が▲2.4%になります。
今後は、積立利率で増える効果や、解約の損失が縮小することで、トータルでは、そこまで損をしないはずです(むしろプラスになる方向)。運用部分の資金は、全体の契約金の4%程度ですので、あまり気にする必要はないと思っています。
リーマンショッククラスの金融危機が発生した場合は、流石に全体への影響もあるかと思いますが、そのような事を気にしだしたら何も決められなくなりますので、そこは無視しましょう。
しかしながら、上記のように豪ドルベースではそれほど損をしない計算のはずなのに、なぜ今解約したら222万円(▲22%)も損になるのでしょうか。その答えは次の項に記した通り、為替の影響が甚大なのです。
契約時点での豪ドルレートは95.99円なのに対して、現在の豪ドルレートは、何と79.3円になっています。為替だけでで、▲17%ほどの損失になっています。
以下は、豪ドルレートの毎月ごとの5年のチャートです。外貨建て年金の契約以降は、豪ドルが円高方向に振れていますので、保有するだけで為替での損失が膨らんでいます。運用リターンは、ざっと1%強ですので、それを遥かに上回る為替損失が生じています。
参考に、4年目の今、契約を解除した場合の計算結果です。お聞きした222万円の損失(▲22.2%)と若干数値が異なっていますが、数値ベース的には似た結果になっています。
損失のほとんどは為替での損であり、今後、為替が急激に円安方向に戻らない限り、いつ解約しても、さほど戻ってくる金額は変わりません。
では、今後の豪ドルはどのような方向性となるのでしょうか。実はこの点に関しては、サッパリ分かりません。為替は金融関係者でも予測する事は不可能なので、もしも今後度豪ドル円相場をしたり顔で説明するような人がいた場合は、それはほとんど詐欺まがいですから注意して下さい。
保険屋などにもそんな事は予測不可能であり、仮に万が一に当たった場合には、上がるか下がるか確率2分の1の「ゲーム」にまぐれ当たりしただけになります。
これが、外国株への投資ならば話は別です。株式は長期的に見ると常に緩やかに右肩上がりですから、今現在に損失を抱えていても、長期投資で為替のリスクを乗り越えて資産形成を期待できます。
が、今回の保険などは著しく低い予定利率の一方で、外国株投資と全く同レベルの為替リスクを負う構造になっており、保険契約者は極めて割の合わないゲームに付き合わされている格好になります。
唯一言えることは、過去10年チャートをを見ると、豪ドルが最も円安の天井圏付近で契約してしまったので、今後、ここまで戻るのは時間がかかる可能性があると言うことでしょうか。
今回の契約は、ほとんど1%強の積立利率で運用パフォーマンスが決まりますので、数年契約を継続しようが、さほど資産は増えません。それよりも、為替の影響が極めて大きいので、今後の為替の方向性が全てを決めてしまいます。
今後、さらに円高方向に振れた場合は、より傷口が広がる(損失が増える)ことになります。勉強代だと思って潔く損切りの解約を行うか、為替が少しでも戻る事を期待して解約時期を遅らせるかの判断となるでしょう。
なお、為替が戻る事を期待したとしても、景気が悪化すると日本円はかなり強く円高に振れる通貨ですから、待っている間に余計に為替損失が大きくなる事もあります。
景気が良くなるか悪くなるかは、新聞やテレビで経済評論家が偉そうに講釈を垂れておりますが、数年前の新聞を読み返すと分かる通り、彼らの予想が当たる事はほとんどありません。
総合的に考えると、もしも当サイト管理人であれば、「分からないものに投資をしてはいけない」という、古今東西・永久不滅の大原則に照らし合わせて、分からないものに投資をしてしまった事自体が自らの重大な過ちであると認識して、損失を抱えていようが利益が出ていようが、このような商品から速攻で足を洗う事になると思います。
本来、保険という商品は生活する上での様々なリスクをヘッジするための金融商品です。これを蓄財目的で利用しようという事自体が間違った考え方であり、今後はつい欲に負けて、このような一石二鳥に見える商品に近づいてしまわないようにしましょう。
ただでさえ保険という複雑な商品が、資産形成の目的まで入れてしまう事によって、常人には理解不能な複雑怪奇なシロモノに変身します。そして、訳の分からないものに数百万単位でお金を突っ込むという、これまた理解不能な行動を取ってしまいがちです。
現時点で解約した場合、契約金1000万円に対して778万円(222万円の損)しか手元に戻らないとの事でしたので、まずはその点を確認してみました。
第一フロンティア生命のプレミアムジャンプ・年金(外貨建) は、契約金を積立利率で確実に増やす「定額部分」と、運用(つまり投資をしている事になります)で増やす「変額部分」に分かれて運用される仕組みになっています。
今回の1000万円かつ運用10年の契約では、確実に増やす定額部分が全体の96%を占めているので、かなり安全に運用されるような印象です。
・払込金額:1000万円
・運用期間:10年
・基本保険金額:104177.52豪ドル
(定率部分)100218.78豪ドル(全体の約96%)
(運用実績連動部分)3958.74豪ドル(全体の約4%)
では、定率部分と運用実績連動部分(変額部分)の運用利率について確認してみましょう。
定額部分の利回りがほぼ全体の運用利回りとなり、運用益に過度な期待はできない
確実に増やす定額部分の積立利率:年間利回り1.24%
最新の積立利率は、下記より、1.24%です。
http://www.d-frontier-life.co.jp/products/index_kakuteitsuki_hennen.html?product=97
&agency=90&warranty=5&warranty2=7&warranty3=1&warranty4=0
契約日である2015年7月3日時点での積立利率は、1.51%ですので(以下のリンク先)、年間の運用利率は低下している印象です。為替リスクを取りながら、たった1%強の運用利率とは正直低いなというのが、投資に慣れている当サイト管理人の率直な感想です。
http://www.d-frontier-life.co.jp/customer/rate/tsumitateriritsu_history.html?
param=index_kakuteitsuki_hennen&product=97&agency=90
運用で増やす変額部分(運用実績連動部分)の運用利率:設定来13.65%
今回の契約はグローバル運用型(豪ドル)で、その成績は基準価額チェックページで調べられます。契約開始時点から2019年2月1日までの運用益は、プラス13.65%です。積極的に運用する部分では、今のところ利益が出ています。
http://www.d-frontier-life.co.jp/products/kijunkagaku.html?product=97&agency=90
ただし、2019年2月版の月次レポートに掲載されている基準価額の推移を見た感じだと、右肩上がりに増えている訳ではありませんので、今後も変額部分で高いリターンが期待できるのは、疑問に感じるところではあります。
http://www.d-frontier-life.co.jp/report/23501_PremierJump_
Nenkin_A022_H17011_201901_2.pdf
上記のように、基準価額が90円付近で買って今は100円を超えたところですから、契約者は1割強の利益が出ているものの、プレミアムジャンプ・年金(外貨建) の運用開始から現在までで見た場合は2.3%のリターンしか出ていません。
ただし、一時はマイナス30%にもなる大きな損失を出す一方で(2016年4月辺り)、上振れしていた時はプラス40%を超えていたわけであり(2018年初辺り)、投資など、元々このようなものであるとの認識が必要です。
途中での解約(解約返還金)による損失は、意外と小さい
ところで、10年間の運用を待たずに中途解約する場合は、以下の計算式に沿って、解約返還金が決まる仕組みのようです。
上記の計算式の「市場価格調整率」は、以下のように積立利率で決まります。
また、「解約控除」の額は、残りの運用期間で決まります。2015年7月3日に契約されていますので、今、解約された場合は解約控除率が7%になるはずです。
以上の情報を元に解約した場合に、豪ドルでいくら戻ってくるのか計算をしてみた結果が、以下の一覧です。この時、積立利率は今後も1.24%であると仮定しています。
グローバル運用部分については、過去4年間で13.65%増えましたが、この部分は「投資」であり、価格のブレが大きいため、今後については損益をプラスマイナスゼロとして、損しないし得もしないという条件にしています。
運用から4年経過の今の時点で解約した場合、これまで増やした効果と相殺されて、トータルでの損失は豪ドルで▲2.4%程度です。日本円でなく、豪ドルベースで、損失が▲2.4%になります。
今後は、積立利率で増える効果や、解約の損失が縮小することで、トータルでは、そこまで損をしないはずです(むしろプラスになる方向)。運用部分の資金は、全体の契約金の4%程度ですので、あまり気にする必要はないと思っています。
リーマンショッククラスの金融危機が発生した場合は、流石に全体への影響もあるかと思いますが、そのような事を気にしだしたら何も決められなくなりますので、そこは無視しましょう。
年数 | 残存月数 | 市場価格調整率% | 定額部分調整後 | 解約 控除率 |
解約控除の額 | 解約 返戻金 |
基本保険金額(豪ドル)に対する損益% |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | - | - | - | - | - | - | - |
2 | - | - | - | - | - | - | - |
3 | - | - | - | - | - | - | - |
4 | 84 | 0.72 | 104522 | 7 | 7292 | 101729 | -2.4 |
5 | 72 | 0.67 | 105878 | 6 | 6251 | 104126 | 0.0 |
6 | 60 | 0.60 | 107263 | 5 | 5209 | 106553 | 2.3 |
7 | 48 | 0.52 | 108681 | 4 | 4167 | 109013 | 4.6 |
8 | 36 | 0.42 | 110135 | 3 | 3125 | 111509 | 7.0 |
9 | 24 | 0.31 | 111631 | 2 | 2084 | 114047 | 9.5 |
10 | 12 | 0.17 | 113173 | 1 | 1042 | 116630 | 12.0 |
しかしながら、上記のように豪ドルベースではそれほど損をしない計算のはずなのに、なぜ今解約したら222万円(▲22%)も損になるのでしょうか。その答えは次の項に記した通り、為替の影響が甚大なのです。
実は甚大な為替差損が発生しています
契約時点での豪ドルレートは95.99円なのに対して、現在の豪ドルレートは、何と79.3円になっています。為替だけでで、▲17%ほどの損失になっています。
以下は、豪ドルレートの毎月ごとの5年のチャートです。外貨建て年金の契約以降は、豪ドルが円高方向に振れていますので、保有するだけで為替での損失が膨らんでいます。運用リターンは、ざっと1%強ですので、それを遥かに上回る為替損失が生じています。
参考に、4年目の今、契約を解除した場合の計算結果です。お聞きした222万円の損失(▲22.2%)と若干数値が異なっていますが、数値ベース的には似た結果になっています。
損失のほとんどは為替での損であり、今後、為替が急激に円安方向に戻らない限り、いつ解約しても、さほど戻ってくる金額は変わりません。
項目 | 投資額(払込金額) | 受取額(4年後) | 利回り(%) |
---|---|---|---|
円 | 10,000,000円 | 8,067,110円 | -19.3 |
為替レート | 95.99ドル | 79.3ドル | -17.4 |
豪ドル投資額(払込金額) | 104,178ドル | 101,729ドル | - |
豪ドルの今後の為替を予想するのは難しい・・・というか不可能です
では、今後の豪ドルはどのような方向性となるのでしょうか。実はこの点に関しては、サッパリ分かりません。為替は金融関係者でも予測する事は不可能なので、もしも今後度豪ドル円相場をしたり顔で説明するような人がいた場合は、それはほとんど詐欺まがいですから注意して下さい。
保険屋などにもそんな事は予測不可能であり、仮に万が一に当たった場合には、上がるか下がるか確率2分の1の「ゲーム」にまぐれ当たりしただけになります。
これが、外国株への投資ならば話は別です。株式は長期的に見ると常に緩やかに右肩上がりですから、今現在に損失を抱えていても、長期投資で為替のリスクを乗り越えて資産形成を期待できます。
が、今回の保険などは著しく低い予定利率の一方で、外国株投資と全く同レベルの為替リスクを負う構造になっており、保険契約者は極めて割の合わないゲームに付き合わされている格好になります。
唯一言えることは、過去10年チャートをを見ると、豪ドルが最も円安の天井圏付近で契約してしまったので、今後、ここまで戻るのは時間がかかる可能性があると言うことでしょうか。
今回の契約は、ほとんど1%強の積立利率で運用パフォーマンスが決まりますので、数年契約を継続しようが、さほど資産は増えません。それよりも、為替の影響が極めて大きいので、今後の為替の方向性が全てを決めてしまいます。
今後、さらに円高方向に振れた場合は、より傷口が広がる(損失が増える)ことになります。勉強代だと思って潔く損切りの解約を行うか、為替が少しでも戻る事を期待して解約時期を遅らせるかの判断となるでしょう。
なお、為替が戻る事を期待したとしても、景気が悪化すると日本円はかなり強く円高に振れる通貨ですから、待っている間に余計に為替損失が大きくなる事もあります。
景気が良くなるか悪くなるかは、新聞やテレビで経済評論家が偉そうに講釈を垂れておりますが、数年前の新聞を読み返すと分かる通り、彼らの予想が当たる事はほとんどありません。
総合的に考えると、もしも当サイト管理人であれば、「分からないものに投資をしてはいけない」という、古今東西・永久不滅の大原則に照らし合わせて、分からないものに投資をしてしまった事自体が自らの重大な過ちであると認識して、損失を抱えていようが利益が出ていようが、このような商品から速攻で足を洗う事になると思います。