日本の金融業者の種類と数について

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日本における金融業者の種類と数をチェック


多岐にわたる金融業界

金融業界と一言で言っても、極めて大きな業界なので、どんな業種があって、どのくらいの数があるのか、いまいち分かりにくいです。

すぐに思い付くものだけでも、銀行、証券会社、保険会社、サラ金業者・笑?、クレジットカード業者などなど、たくさん有ります。個人を相手にするのか法人を相手にするの、違いもありますし。


(写真と本ページの内容には、直接の関係はございません)


そこで、日本の金融業者の「種類と数」を一覧にまとめてみることにしましたので、以下に記します。どうぞ、参考になさって下さい。2015年3月末時点のデータになります。


預金取扱金融機関

金融業界のトップに位置する業態ですね。内閣総理大臣の営業免許が必要になります。

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銀行 88 預金、貸し出し、為替がメイン業務。
上記のうち、信託銀行 41 信託業務も行う。
ゆうちょ銀行 1 民営化により誕生。
信用金庫 267 会員や組合員組織の金融機関。銀行と業務内容に差はないが、営業地域や貸出金額、貸出先に、一部の制限があります。
信用組合 154
労働金庫 13
農協(JAバンク) 679
系統金融機関 5 信金中金、農林中金、商工中金、全国信用協同組合連合会、労働金庫連合会の5つ。

金融機関代理業

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銀行代行業 51
郵便局銀行代行業 3944 ゆうちょ銀行の代理店で、郵便局のこと。
信用金庫・信用組合・労働金庫代行業 417 上部組織の代理店となっている、信金、信組、労金。
外国銀行代理銀行 30 海外銀行の代理店となっている在日外国銀行や国内銀行。
信託契約代理店 156

金融商品取引業

こちらは、主に証券会社ですね。

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第一種金融商品取引業(※1) 277 これらは全て、証券業務にかかわる業者です。それぞれ注釈がありますので、下記をご覧下さい。
第二種金融商品取引業(※2) 1182
投資助言・代行業(※3) 994
投資運用業(※4) 331
登録金融機関 1087 郵便局の貯金部門が独立したもの。

※1:流動性の高い有価証券(株式・債券など)について、売買およびその媒介・取次・代理、募集・売りだし・私募の取り扱い、有価証券の引き受け、店頭デリバティブなどを行う。証券会社や金融先物取引業者などが該当。

※2:信託受益権やファンド持ち分など、流動性の低い有価証券について第一種金融商品取引業とほぼ同じ業務ができる。投資信託を直接販売する投信委託会社やファンドの持ち分など、「みなし有価証券」の販売などを行うファンド業者が該当する。

※3:顧客との間で投資顧問契約を締結して有価証券の価値などについて助言したり、投資顧問契約または投資一任契約の締結の代理・媒介を行う。自らは投資判断をしない点が特徴。

※4:投資一任契約に基づく業務、投資信託委託業、集団投資スキームなどを組成して、主に有価証券やデリバティブ取引にかかる権利に対する投資として運用業務(自家運用業)を行う。自らの判断・勘定で投資・運用業務を行う点が※3と大きく異なる。

金融会社

まさに、読んで字のごとく、貸金業などです。

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貸金業 2011 読んで字のごとく
第三者型前払式支払手段発行業 1013
自家型前払式支払発行業 798
資金移動業 42 郵便局の貯金部門が独立したもの。

保険業

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生命保険業 41
損害保険業 52
少額短期保険業 83 保険金額が少額で保険期間1年以内の保険で保障性商品の引き受けのみ行う業態。

クレジット

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クレジット業 952 クレジットカード会社のこと。自動車ローンなども含まれる。