定期預金の金利を考えたら預ける必要のない沖縄海邦銀行

あまりにも低い店頭金利を見た後に、「退職金運用夢プラン」を紹介されたら、飛びつきたくなる気持ちになるでしょう。しかし、ちょっと待ってください。全くお得ではありません。




このプランは、6か月定期預金の金利が0.3％になります。預入金額の上限は、退職金の受け取り金額以内になります。パッと見、通常の定期預金に比べて10倍ですから、魅力的に映ります。

しかし、半年間だけの預け入れではなく、仮に3年とか、長期間預ける事を考えると魅力的ではありません。世の中には、何年預けようが、高い金利を維持している銀行がありますので。




もちろん、皆さんが6か月の定期預金で満足しない事は、沖縄海邦銀行も重々承知です。「6か月後に投資信託をセットにすれば、もう1年だけ、金利0.3％の定期預金にします。」と言われたら、誰もが申し込みしたくなるのではないでしょうか。

この投資信託との抱き合わせ商品に関しては、後述します。はっきり言って、こんなサービスの銀行からは卒業して、最初から高金利な銀行を使うべきです。参考に、3年物の定期預金で受け取れる利息を、金利トップ水準のSBJ銀行と比べてみましょうか。

（現在のSBJ銀行の金利は0.3％です）


3年間のスパンなどではものすごい事に・・・。500万円の退職金を定期預金として3年間預けた場合、4万円近い利息の差になりますからね。短期間の高金利に心踊らされず、常に高金利な銀行を活用する事をおススメします。

上述の退職金定期預金で集めた顧客に、満期後に売りつける候補となる商品がこちら、「定期預金+投資信託プラン」です。

満期後1ヶ月以内の契約が必要となりますので、限定感を出して契約にこぎつける魂胆なのでしょう。商売に行き詰まりを感じた銀行が、我々庶民から手数料を踏んだくる為に考え出した、質の悪いの抱き合わせ商品です。




簡単に言うと、高金利の定期預金を餌に、高額な手数料収入を長期に渡って受け取れる、投資信託を売りつけるのが目的です。

1年物の定期預金が対象で、利息は年率0.3％です。しかし、同額の投資信託を購入する必要があり、買った瞬間に最大で3.78％の購入手数料を支払います。もう、この時点で受け取る利息を全て吐き出して、大損です。

もしも、沖縄海邦銀行の定期預金や、銀行から勧められた商品に自信が持てない場合は、当サイト管理人に質問する事も可能です。お金マニアの管理人が、忌憚なく意見を述べたいと思います。

沖縄海邦銀行で年金を受け取る人は、金利加算型定期「年輪」を利用できます。1年物の定期預金が店頭金利＋0.2％になるので、現時点でトータル0.21％の金利となります。預入金額は、10万円以上500万円以内となります。58歳以上で、これから年金を受け取る予定の人も対象となります。

すでに年金口座をお持ちであれば、年金証書・年金受取口座通帳・印鑑を用意、新規に年金を受け取る人は、裁定請求書等、または年金証書、印鑑が必要になりす。




ところで、トータルで1年物の定期預金が0.21％になりますが、全国的にみれば、さらに有利な金利の銀行が存在します。あおぞら銀行で0.2％、SBJ銀行が最大で0.25％の定期預金が利用できますので、そういった銀行を活用されると良いかと思います。