三重銀行と第三銀行が合併して三十三銀行に

2021年に三重銀行と第三銀行が合併して三十三銀行に変わった訳ですが、三十三銀行のインターネット定期預金やキャンペーンの定期預金には、全く魅力がなく、ネット専業銀行の定期預金を利用した方が良いと思える状況になっています。

唯一使えると思えるのは、退職金定期預金や年金定期預金です。三十三銀行は、とても残念な状況です。下記は、三十三銀行の店頭表示の定期預金金利です。見ての通り、気絶しそうなほどの低金利です。

仮に、500万円の資金を金利0.002％で30年間、預け入れしたとしても、30年間で増えるお金は、たったの3000円です！　かなり、むなしい結果となります。より有利な銀行を選ぶ必要性が、理解できるかと思います。



三十三銀行が本当に我々市民のためになるようなサービスを提供しているかどうか、本ページをお読みになって、理解して頂ければと思います。 以下の項目に分けて説明いたしますので、ご興味が湧いた部分をクリックして頂き、詳細をご確認ください。

⇒一般の人たちにメリットが皆無であり、使えない銀行です
⇒退職金専用定期の上乗せ金利は0.5％、短期利用ならば利用価値あり
⇒年金定期・・・1年物の定期預金の上乗せ金利0.1は微妙
⇒年金受取予約定期の利用メリットも低い
⇒「33FG株主優遇定期」の上乗せ金利は魅力的
⇒三十三銀行の振込手数料が市民の事を考えていない件
⇒三十三銀行の「セットプラン」は、銀行側が一方的に喜ぶ商品
⇒その他の三重県の銀行や、高金利の定期預金をチェックしてみる

⇒参考：この地区なら岐阜商工信用組合の5年物0.5％の高金利がお得です

三十三銀行には、インターネット定期預金や子育て世代が利用できるお得な定期預金が存在しません。利用する場合は通常の定期預金となり、超絶に低い店頭金利が適用されてしまいます。

金利がわずか0.002％ではほとんど利息がもらえませんし、メリット皆無でしょうね。管理人であれば、三十三銀行などは利用せず、当サイトトップページ掲載の高金利な銀行を活用します。

例えば、3年物の定期預金であれば、SBJ銀行には金利0.3％の定期預金が存在します。具体的に、3年物の定期預金で受け取れる利息を計算してみましょう。以下、利息を一覧にしています。SBJ銀行では3年物の定期預金の利息が0.3％ですので、かなりの利息差になるはずです。



如何でしょうか。仮に700万円の定期預金であれば、SBJ銀行は三十三銀行の定期預金の150倍の利息となります。3年間で6万円の利息の差となりますので、銀行選びがどれほど大切なことが分かると思います。

三十三銀行の退職金定期預金の上乗せ金額は、預け入れ金額の制限は無く、３ヵ月物の定期預金は店頭金利に＋0.5％の優遇がありますので、短期間であれば利用しても良いと思います。




なお、以下の1～3の条件を全て満たす人が対象となります。

１．申込日前の7ヵ月以内に退職金を受け取り、預け入れできる人
２．三重銀行の営業エリア内に居住する人
３．三重銀行に給与振込を指定してり、公的年金や年金受取予約サービスを申込みした人


しかし、管理人の厳しい目線で見ると、長期では全くお得ではありません。例えば当サイトが推奨するSBJ銀行の定期預金と、受け取る利息と比較してみましょう。3年間、預け入れした場合の利息差が下記となります。 （カッコ内は税引き後の受取金額です）



通常の定期預金に比べるとお得感がありますが、最初から魅力的な銀行を利用すれば4万円近くの利息差が生まれます。定期預金のリスクはどの銀行も同じですから、・・・というかリスクなど無いので、最初に魅力ある銀行をきちんと選びましょう。

年金受給者が利用できるのが、年金定期です。ただ、1年物の定期預金の、上乗せ後の金利は0.102％ですので、金利水準としてはイマイチです。




・金利：店頭金利＋0.10％
・預入期間：1年
・預入金額：300万円以内
・対象：三十三銀行で公的年金を受取の人、新規指定の人


預け入れ金額で300万円以内の制限がありますし、1年物の定期預金限定、かつ、金利が0.1％上乗せに留まります。あまり魅力的とは言えません。ただ、自動継続でも年金定期の上乗せ金利が適用される点は、良心的と言えます。

2021年時点では、同じ1年物の定期預金としては、SBJ銀行が金利0.25％、あおぞら銀行が0.2％ですから、高金利な銀行を利用するほうがお得です。

これから三十三銀行で年金を受け取る人は、年金受取予約定期の利用が可能となります。「年金受取予約サービス」に申し込み済で、「年金受取希望年月」が未到来の人が対象となります。1年物の定期預金の店頭金利に0.1％の上乗せが適用されます。




預け入れ金額に100万円以内の制約がある上に、満期日以降の金利は超絶に低い店頭金利が適用されます。上乗せされた1年物の定期預金の金利の合計は0.102％で、大して高金利とは言えませんし、利用価値は低いと言わざるえないですね。前の項で紹介したSBJ銀行やあおぞら銀行の活用をおすすめします。

三十三ファイナンシャルグループの株主優遇定期の金利上乗せはお得です。最大100万円と制限はあるのですが、1年物の定期預金の金利に0.25％が上乗せされます。

ただし、三十三ファイナンシャルグループの株を購入してまで利用するのは、株式投資に慣れた人以外はご法度です。気軽な気持ちでやらないようにしましょう。現時点で株主という人が、利用を検討する程度で良いでしょう。

・金利：店頭金利＋年0.25％
・預入金額：10万円以上100万円以下（1円単位）
・預入期間：1年
・対象：33FG株主優待定期預金作成優待券を持参した人（三十三ファイナンシャルグループの株式を70株以上保有している人）

三十三銀行のインターネットバンキングを利用した振込手数料は、インターネット専業銀行などでは他行あてですら無料化している現代において、利用価値がまったく無いと感じてしまいます。振込み手数料が無料の銀行を活用して頂ければと思いますね。

⇒関連：定期預金金利を100％我が物にする合法的裏技

恒例の、定期預金と投資信託・外貨定期預金とのセット販売の晒しです。下記のように、魅力的な定期預金の金利に見えますが、3カ月物ですから、実際に貰える金利は1/4になります。

投資信託または外貨定期預金を初めて契約した人は3か月物の定期預金の金利が0.2％に、申し込みが２回目以降の人は同じく3か月物の定期預金の金利が1.0％となります。




金融商品の購入は窓口必須であり、投資信託または外貨定期預金を最低でも20万円の購入や預け入れが条件となります。結局、投資信託を購入で銀行に支払う手数料の方が貰える金利よりも遥かに多くなるという商品です。黙って定期預金にした方が無難でしょう。

三重県におけるその他の銀行の定期預金は、以下の通りです。銀行名をクリックで、各行の詳細情報のページに飛びます。あわせて、定期預金金利一覧ページより高金利の銀行をお選びください。

三重県の銀行の定期預金金利

愛知県の銀行をチェックしても良い

なお、三重県のお隣、愛知県の銀行の定期預金も、あわせてチェックすると良いでしょう。愛知県に通勤している人は、愛知県の銀行を利用できます。