ゆうちょ銀行などを利用しても、お金が増えない事実を認識しよう

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定期預金でお金を増やしたい人にとって、ゆうちょ銀行は不適格


ゆうちょ銀行(郵便局)とその金利について、ひとこと申す

ゆうちょ銀行このページでは、ゆうちょ銀行(郵便局)の定期預金金利や、各種のキャンペーン情報等、我々一般庶民にとって有利な情報がないかどうか、都度チェックしています。

庶民がゆうちょ銀行に預け入れをしたお金のおよそ8割は、日本の国債の購入に充てられて、日本の膨大な借金の増加に加担する事となります。

日銀のマイナス金利政策によって、国債を大量に買うくらいしか収益源の無いようなゆうちょ銀行は、今後、低い金利さえも維持するのが難しくなるのではないでしょうか?

他の一般の銀行に比べても格段に条件が悪く、預け入れ先としては不適格だと思います。

預入金額 半年 1年 3年 5年
金額の区別なし 0.002% 0.002% 0.002% 0.002%


このようなところに預け入れても、ちっともお金など増えませんから、一刻も早く、SBJ銀行オリックス銀行あおぞら銀行など、好金利の定期預金に切り替えるべきでしょう。

このページでは、そんな使えないゆうちょ銀行の「使えなさ度合い」を以下の項目に分けて評価解説しています。関心のある部分を見て頂いて、サッサと銀行口座を変更してください。

「定額貯金」と「定期貯金」の2通りがあるので区別しておこう
ゆうちょダイレクトなど、使っても全く意味が無い
新生活応援キャンペーンは、応援されている気がしない
年金受け取り者用の定期預金に金利の優遇が無く、使えない
ゆうちょ銀行の資産づくり応援キャンペーンにご用心

ゆうちょ銀行の公式HP


「定額貯金」と「定期貯金」の2通りがあるので区別しておこう

定額貯金とはこんな預金


ゆうちょ銀行に定額貯金という名前の預金がありますが、普通の貯金(あるいは一般銀行の普通預金)と比較して、何がどう違うのでしょうか? 理解しやすいようにまとめてみましたので、下記、ご覧下さい。

預入金額 内容 コメント
預入期間 預金後、半年間は引き出し不可 解約したら普通貯金の利率適用
最長の預け
入れ期間
10年まで 10年後は払い出しか、普通貯金
預け入れ
の口数
1000円、5000円、1万円、5万円、10万円、50万円、100万円、300万円の8種類 左記を1口として、1口単位で預金と解約が可能
利息の計算 半年ごとに、複利で計算 -



定期貯金とはこんな預金


では、定期貯金とは何でしょうか? 定期「預金」と表現してくれればいいのに、定期「貯金」と言われると、なんだかとてもややこしいです・笑。しかし、使う価値はありません。

預入金額 内容 コメント
預入期間 1か月、3か月、6か月、1年、2年、3年、4年、5年 解約したら普通貯金金利が適用
預入期間 自由に設定 1000円単位
利息の計算 3年未満は単利、3年以上は半年複利 -
自動継続 扱いあり -



定額貯金と定期貯金のまとめ


定額貯金を一言で表現すると、半年が過ぎた後はいつでも自由に引き出せる定期預金、と言えます。 定期貯金については、何の特徴もない定期預金としか言えません・笑。両者ともに、金利は同一です。管理人ならば利便性を重視して、郵便局という選択肢しかない場合は、定額貯金を選びますね。



一般の銀行の定期預金との違い


では、一般銀行の定期預金と、ゆうちょ銀行の定期貯金に違いはあるのでしょうか? 実は唯一の違いは、預け入れ上限額です。ゆうちょ銀行の定期貯金は上限金額1000万円までしか預け入れできないのに対して、一般の銀行には上限がありません。

そういう意味では、定期貯金は非常に使いにくいし、金利も低いし、「近くに郵便局があるから」と言うような時以外は、メリットはありません。

ただし、1000万円を超す部分は預金保険機構の補償の範囲を超しますから、一般の銀行に預け入れる時も、1000万円を超すようなら異なる銀行口座を開設して、銀行が破たんして元本が支払われないリスクを回避してやる必要があります。

今は金利も高くて、他行への振込手数料やコンビニでのATM手数料が無料の銀行もたくさん出てきていますので、賢明な方はそういったところを利用するのがベターです。

ゆうちょダイレクトなど、使っても全く意味が無い

ゆうちょダイレクトの預金金利は、店頭金利と変わらず


ゆうちょ銀行のインターネットバンキングである「ゆうちょダイレクト」を使って金利が多少でも上乗せされればまだ許せますが、そのような事は全く無く、店頭金利が適用になります。 これでは資産運用にとって全く無用であり、使う意味がありません。



ゆうちょダイレクトを使っても、振込手数料が必要になる


下記が、ゆうちょダイレクトで必要となる、振込手数料です。 振込手数料など、住信SBIネット銀行ソニー銀行オリックス銀行などを使えば、一般的な利用の範囲内では無料になります。

ゆうちょ銀行&ゆうちょダイレクトの振込手数料


それを考えると、今どき200円とか400円も振込手数料をかけるなんて、アホらしくて仕方ありません。いったい200円を金利で稼ぐのに、どれだけの資金や時間がかかると思っているのでしょうか?

ゆうちょ銀行の定期預金金利が1年で0.01%として、200万円を預け入れてようやくもらえる金利です。それが、1回振り込みをするだけで、その金利分が吹き飛んでパーになります。

この低金利の時代に、振込手数料をホイホイと銀行に支払っていたら、まるで「お金のかかるタンス預金」のようなものです。振込手数料には、本当に気を付けるべきです。




新生活応援キャンペーンは、応援されている気がしない

このキャンペーンは、「新生活応援キャンペーン」と銘打って、「現金プレゼント」などと威勢よく告知していますが、少ない人しか当選しない、ショボイものとなっています。合計1200名に当たるといっても、全国規模のゆうちょ銀行からすると、本当に少ない数字でしょう。

ゆうちょ銀行の新生活応援キャンペーン


まず、給与コースの現金5000円の抽選権を得るためには、ゆうちょ銀行を給与受取口座にしなくてはなりません。ノーリスクではあるのですが、少し煩わしいですし、最初から金利の高い銀行口座を開設してコツコツを利息を貯めたほうが長期的に良い感じがします。

新生活応援キャンペーンの現金プレゼント金額


新たな給与受取指定だけでなく、ゆうちょPayアプリをダウンロードして、口座登録をすれば200名の方に現金50000万円が当たるゆうちょPay賞もあるようです。

まだ、預金できるお金がほとんどない人は、キャンペーンを利用しても良いと思いますが、まとまった資金があれば高金利の定期預金を利用しましょう。

年金受け取り者用の定期預金に金利の優遇が無く、使えない

現在、ゆうちょ銀行で年金を受け取っても、定期預金の金利が優遇されない残念な状況になっています。金利の優遇でなく、景品や現金、クーポンブックのプレゼントへの変更となっています。

ゆうちょ銀行での年金受け取り


新たにゆうちょで年金を受け取る人は、チャーミーマジカ除菌、メガネ型ルーペ、高吸水フェイスタイルのいずれかが貰えます。さらに年金の受け取りが確認できた時点で、抽選で1000名に5000円の現金、継続受け取り特典では200名に現金10000万円が当たる特典もあります。

ときおり、この手の「年金受け取りキャンペーン」を見かけますけれど、そんな年金生活者専用の定期預金ではなく、普通に高金利の定期預金を利用したほうが、よほどメリットがあります。

ゆうちょ銀行の資産づくり応援キャンペーンにご用心

ゆうちょ銀行では、抽選で現金5000円が当たる資産づくり応援キャンペーンを開催中です。毎月1000名、合計12000名に現金が当たるチャンスがあります。つみたてコース、まとめコースの2つが用意されていますが、いずれも投資信託の積み立てまたは、一括購入が必要となります。

資産づくり応援キャンペーン


しかし、大きな落とし穴があります。キャンペーンページをよく見てみると、購入時手数料が0%のファンドは、対象外です。となると、購入手数料を支払って投資信託を買わねばならず、投資信託など手数料ゼロが当たり前の時代に、逆行することになります。

資産づくり応援キャンペーンの概要


投資信託選びの最重要ポイントは、徹底的に、購入手数料や1年間に取られるコスト(信託報酬)を削減することですから、あまりにも魅力が少ないと言わざるを得ませんね。