福井信用金庫は金利が低すぎて使う価値無し

福井信用金庫は、福井市、あわら市、越前市、坂井市、鯖江市などに合計39店舗を持つ、福井県の信用金庫です。ただ、ほとんどキャンペーンも無く、定期預金金利も非常に低い商品ばかりです。福井信用金庫を使わずに、他行を利用したほうが賢明です。




以下、福井信用金庫のスーパー定期預金の金利表です。店頭金利と考えていただいてもよく、福井信用金庫の他の定期預金商品の基本金利となっています。ご覧のように、低い金利です。



本ページでは、以下、福井信用金庫のメリットの無い定期預金について解説します。何が悪くて何処に変えればよいのかなど、大枠で理解できるかと思います。興味を持った部分をクリックしていただいて、内容をご確認ください。

⇒ダイレクトIB（インターネットバンキング）定期預金・・・屁みたいな上乗せ金利
⇒投資信託セット定期預金「悠々」 に手を出すな
⇒福井信用金庫の高齢者向け定期預金には近づくな
⇒福祉系の定期預金にもメリットは無し
⇒福井信用金庫の基本的な手数料を確認する
⇒その他の福井県の銀行や、高金利の定期預金をチェックしてみる

⇒福井信用金庫の公式HP

まず、IB定期預金です。IBとはインターネットバンキングの事で、ごくわずかな上乗せ金利が適用されます。ただしその上乗せはたったの0.01％であり、全く使えません。



こんな低い金利を使っていては、お金が貯まるまでには死んでしまいます。例えばインターネットバンキングで全国的にも利用できる東京スター銀行と比べると、一目瞭然です。以下、3年物の定期預金に預けた際に、あなたが受け取る利息でご確認ください。


●3年間の受け取り利息（上段は税込みの受け取り利息、下段のカッコ内は税抜きの受取金額です）


いかがでしょうか。同じインターネットバンキングです。例えば1000万円の貯蓄があった場合、福井信用金庫だと3年で1万500円（税抜き）しか利息がありません。対して東京スター銀行であれば、13万5000円にもなります。

定期預金は完全に無リスクな商品ですから、ひたすら金利を追及して、少しでも金利が高いところを選べば、努力も労力もなく、お金が増大するわけです。徹底的に、金利にこだわりましょう。

福井信用金庫は、ごく一般的な定期預金では高い金利など提示しないのですが、こちらの投資信託セット定期預金「悠々」 だけ、3か月で３％の金利を提示しています。ただし、この金利を適用させる場合は、リスク商品である投資信託を、基本的には同じ金額だけ購入しなくてはなりません。

当サイト管理人が、定期預金と投資信託のセット販売は合法的詐欺と常日頃から言っているやり口です。定期預金と投資信託はまるで異なる商品です。経験のない人は、投資信託など買ってはいけません。




しかも、福井信用金庫は、インターネットバンキングでの投資信託は対象外としています。全て店頭で買うことが条件です。これは何を意味するのかというと、手数料の高い投資信託を買わせようとするバイアスが働く、という事です。

最近の投資信託販売ランキングを見てみると、NISAやideco口座などで主流となっている、超低コストのインデックスファンドではなく、「年金がわり」などと甘い言葉で釣るような、しかも素人が善し悪しを理解できないような、テーマ型の毎月分配型投資信託がメインになりそうだという予測が付きます。

これらは、金融機関だけが肥え太るような、超高コストのファンドです。貰える預金金利など、一瞬で吹き飛ぶレベルです。その上、暴落や価格低迷のリスクは全て消費者が受け取るわけですから、貯蓄派の人にとっては我慢ならない商品です。

どの銀行も同じなのですが、お金を持っている高齢者に向けて、様々な定期預金が提供される傾向にあります。福井信用金庫も同様です。以下の2つのラインナップがあります。ただし、金利的に全く使えません。店頭で、上述したような投資信託を交わされる可能性があるのも不吉です。

ふくしん年金定期

まず、福井信用金庫を公的年金（または国民年金基金・厚生年金基金の準公的年金）を受け取り口座に指定した人と、今後、受け取りを開始する58歳以上の人を対象とした、ふくしん年金定期預金があります。期間は1年物、100円から預け入れ可能です。

しかしながら、上乗せ金利はわずかに0.05％にしかすぎません。これならば、同じく東京スター銀行の金利0.45％、或いはSBI新生銀行やSBJ銀行の金利0.4％を利用すると良いでしょう。

ふくしん年金受給者向け金利優遇定期預金「花日和」

よう意味が分からんのが、年金受給者向け金利優遇定期預金「花日和」です。上記のふくしん年金定期と全く同じ条件なのに、こちらの上乗せ金利は0.01％と、低くなっています。余計に使えない商品と言え、完全無視となります。

こちらは、高齢者ではなく、ハンディキャップのある人向けの定期預金です。ただし、こちらも上乗せ金利は全く魅力的ではありません。これらの商品など確認するだけ時間の無駄ですから、当サイトトップページにて、無条件で高金利が適用される銀行をお選びください。

福祉特別定期預金

遺族年金や障害年金を受給している人に、上限300万円で金利が0.1％の上乗せされる1年物の定期預金です。0.1％もまだまだショボいですし、何より300万円を超えたらお断りというのが残念です。

あすなろ定期預金

あすなろ定期預金は、10万円以上1,000万円以内を条件に、3年物の定期預金に、子供の数に応じた上乗せ金利が適用される定期預金です。

扶養者4名の人でも上乗せ金利がたったの0.1％と、勘弁してほしいレベルの低金利です。ほかの銀行を利用しましょう。ガキの数で妙な金利を決められるとか、たまったものではありません。

しんきん介護支援定期預金

こちらは、「要支援・要介護」認定された人と、介護する配偶者や同居家族が利用できる定期預金です。ただし、上限300万円ですし、上乗せ金利も0.05％に過ぎません。やってられません。



上記のような介護認定に関連した人とか、300万円の上限アリとか、いちいち変な条件を付けない定期預金に、最初から預けておくほうが比較にならないくらい便利ですし、利息が多くて貯金も増えます。

以下、300万円未満は東京スター銀行の金利0.45％を使い、それ以上の資金力のある人は金利0.5％のオリックス銀行を利用した場合の、あなたが受け取る利息の違いをご覧ください。


●１年間で受け取れる利息の総額の違い


実際に受け取る利息を具体的に見比べてみると、福井信用金庫の定期預金がいかにダメなのかがすぐに分かります。とにかく定期預金は金利だけにこだわっていればOKです。お金持ちに近づけるかどうかは、金利が全てを決めます。

福井信用金庫の振込手数料

銀行選びの基本は、金利が高くて手数料が低い金融機関をセレクトする事。その意味では、振込手数料については、福井信用金庫に不満が残ります。インターネットバンキングを利用しても、他行あてに440円も取られていては、得られた金利が全て吹っ飛ぶレベルです。振込手数料が無料になる銀行を利用して、賢くコスト削減を図りましょう。

福井信用金庫のATM手数料

一方で、福井信用金庫のATM手数料はまずまずのレベルだと感じます。信用金庫ですから、日本全国の信金ネットワークを使い、別の信用金庫であっても平日と土曜の一部時間帯は手数料無料で入出金出来ます。





しかし、コンビニでのATM利用についてはコストがかかります。あくまでも、信用金庫のサービスを使うときだけ、手数料が無料になります。

福井県の、その他の銀行の定期預金は以下の通りです。銀行名をクリックで、各行の詳細情報のページに飛びます。あわせて、定期預金金利一覧ページより高金利の銀行をお選びください。