大和信用金庫の定期預金についての情報まとめ

大和信用金庫では、現在、夏のボーナス向けの定期預金「夏本番！定期預金」の募集が始まっています。最高金利は5年物の0.425％です。大和信用金庫の今までのキャンペーンの中では、最も水準の高い金利です。

ただし、まだまだ他の金融機関の方が高金利だったりしますので、その比較をしてみましょう。今回の定期預金は、対象は個人及び法人です。募集期間は2024年８月30日までとなります。





ここでは、全国対応しているSBI新生銀行とで、5年物で預け入れた時に受け取れる利息を比較してみます。カッコ内は税引後の数字となります。



上記の試算表をご覧ください。長期で高金利に預け入れが出来れば、仮に1000万円の預け入れの場合では、大和信用金庫は21万2500円（税引前）、SBI新生銀行になると27万5000円の利息が受け取れます。

もちろん、高金利の銀行の方が6万2500円の利息差、つまり、多い金額となります。金利に直すと年0.13％のわずかな違いに感じますが、これでも実際には多額の利息差となって表れるのです。

突然ですが、私の知り合いに、欲しい物を買う場合、クレジットカードのリボ払いやローンを組む事に、何の抵抗も無い人が居ます。むやみに何でも欲しい物を購入する訳ではないようですが、そのほとんどは「欲しい」という欲求だけに感じます。

そんな時は、現実を受け止める事が大切です。ザックリでいいので収入と支払いの収支がプラスなのかマイナスなのかを、もう一度確認してみて下さい。マイナスの人は、今の生活水準は高すぎるという事です。

人は、一度上げた生活のレベルを落とすのは大変なのです。だからと言って、「欲しい」という思いだけで、ローンを組んでは本末転倒です。

定期預金の金利を意識すると受け取る利息の額が違ってくるように、ローンを組むと言う事は、逆に高い利息をあなたが払うという事です。私達は日々一生懸命働き、節約する生活を送っているにも関わらず、何故かローンを組む事には無頓着の人が居るのは、残念と感じた出来事でした。

大和信用金庫の「WEB定期預金」は、窓口に来店する必要がなく、スマートフォンやパソコンから、インターネットバンキングを利用できて便利です。

今回、そのWEB定期預金の特別金利キャンペーンが実施中ですが、特別金利と言っても１年物が0.25％で預け入れできるものであり、世の中には同じ1年物を0.5％の金利で預け入れが出来る金融機関もあるなか、ちょっと微妙に感じてしまいますね。




今回のキャンペーン、預け入れ金額は一口20万円以上500万円以内（１円単位）です。対象は、個人向けインターネットバンキングを契約した人となり、募集期間は2024年８月30日までとなります。

では、１年物で受け取れる利息を計算してみます。ここでも、上の「夏本番！定期預金」でお知らせしたSBI新生銀行が圧倒的に有利です。


●1年間にあなたが受け取れる利息（カッコ内は税引後の数字）


夏本番定期預金よりも、WEB定期預金特別金利の方が確かに金利は0.05％高くて、ちょっと良さげに見えてしまうのですが、SBI新生銀行ならばも同じWEBで完結できて、金利が倍です。利息も同様に、倍の金額、受け取れます。

今の時代、インターネット環境があれば、手軽に高金利の銀行を活用出来ます。少しの手間は惜しまずに、高金利を狙いましょう。

シニア向けの定期預金キャンペーンとしては、「年金ぷらん」が存在します。通常の定期預金の他に積金（積み立て定期預金）があり、更には各種の特典まで付いてきます。ただし、現在は最高金利でも店頭金利＋0.2％と魅力半減で、活用する価値が見出せません。

定期預金AタイプとBタイプの解説

メインとなるのが、上乗せ金利が付加された定期預金です。AタイプとBタイプの2つがあり、それぞれ1年物の期間となります。それぞれタイプがどのような上乗せ金利なのかは以下をご確認ください。



どちらが得なのかは、金額次第です。上限が350万円までのAタイプは、その350万円と言う金額以内で預け入れる人向けとなります。逆に、「もっとお金を持っているよ」という人は、Bタイプが選択肢になります。AとBの両タイプは併用できませんから、あくまでも金額次第ですね。

ただし、それぞれのタイプ共に、高い金利とは言えません。

2024年7月現在ですと、SBI新生銀行なら1年物が0.5％の金利、5年物なら0.55％で、何の条件も無く、誰でも定期預金を活用できます。資金を分割して預け入れて、賢くしっかりと増やしたいところです。

ゆうゆう積金はどうか？

ゆうゆう積金は、店頭金利に0.1％の上乗せ金利が付与されます。掛け込みが2ヵ月に1度ですから、年金の支給を意識している事が分かります。期間は3年、4年、5年のいずれかで、1回あたり、1万円以上で年金の振込金額までが上限となります（千円単位）。




ただし、0.1％の上乗せなどは特段の高金利ではありません。例えば東京スター銀行ならば、定期預金のみならず、普通預金まで金利が常時0.25％です。年金が振り込まれたら速攻で東京スター銀行に入金し直せば、変な積金などを使わずに、いつも高金利を享受できます。

その他の特典はどうか？

年金プランに申し込んで定期預金か積金を利用すると、「どこでもカード」なる名称の大和信用金庫のキャッシュカードが与えられます。

これを使うと、全国の提携銀行のATM手数料が無料になりますので、使い勝手が良いですね。定期預金のAタイプを利用して、どこでもカードを手に入れても良いでしょう。




大和信用金庫によると、全国の信用金庫だけでなく、ゆうちょ銀行やセブン銀行、イオン銀行のATMまでが、平日の利用でも1ヵ月に3回まで無料化されるのは大きいです。

これ以外に、毎年の誕生日に「素敵なプレゼント」が貰えるそうですが、具体的に何を貰えるのかは記載が無いので分かりません。こういう部分は期待しても無駄なので、変に意識を引っ張られないようにしましょう。