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4000万円をなるべくリスクが少ない方法で運用したい
このページは、貯金を貯めたい人のための質問と回答のコーナーです。定期預金や投資が大好きな管理人が、皆様のお悩みを無料でご回答差し上げます。
頂いたご質問(2019年2月、MSさま、30代・性別不明)
今年で40歳になるので、貯まっている預金のうちの4000万円をなるべくリスクが少ない方法で運用して、家賃などに充てたいなと考えています。
生命保険会社の担当者や銀行の資産運用の方に相談しても、手数料や為替の影響などが気になってしまい、なかなか運用方法が決められません。無知な私でも出来る運用方法を教えて下さい。よろしくお願い致します。
生命保険会社の担当者や銀行の資産運用の方に相談しても、手数料や為替の影響などが気になってしまい、なかなか運用方法が決められません。無知な私でも出来る運用方法を教えて下さい。よろしくお願い致します。
回答:現状で、過剰なリスクを取る必要など全く無し
MSさま、今回は当サイトにご質問いただき、ありがとうございます。40歳で4000万円の貯蓄をする時点で凄いのですが、私はそれよりも、生命保険や銀行の担当者からのボッタクリ金融商品の勧めを拒否する事の出来る強い常識観と言いますか、さりげなくフィナンシャルリテラシーがしっかりと身に付いておられる事に感動いたしました。普通の人はすぐに「陥落」してしまいますから。
まず、投資信託協会が作ったリスクとリターンの関係図を見てみましょう。(合わせて、改めて金融の世界において「リスク」とは何を意味するのか、リンク先をよくお読みください。)
https://www.toushin.or.jp/investmenttrust/meritrisk/riskreturn/
要は、リターンを取りに行く場合にはリスクを大きく取らなくてはならないという事になります。リンク先の記事を読むと、リスクとは価格の変動具合の事を指しますので、となると図ではリターンは常に確保できるように錯覚しますけれども、実は同じ程度だけマイナスに振れる事もあります。
その部分を直感的に気が付いているMSさまはリスクにとても敏感な感性を持っていて、そしてリスク許容度はかなり低い人なのだろうなと思います。(リスク許容度は高いから偉くて低いとダメだという事では全くありません)
そして、リスク許容度が低い人が無理やり株式や株式投資信託などを買う必要は全くありません。安全資産と言われている債券か、無リスク資産と言われる銀行預金のいずれかのみで資産を守りつつも少しずつ増やしてゆくスタンスで全く問題はありません。
なお、保険につきましては、終身保険と定期預金の比較(どっちが得なの??)を読んで頂いて、判断いただければと思います。
個人的には、保険というのはそもそもリスク(ご自身の生命が失われるとか、自動車事故とか火災とか)をヘッジする目的の商品であり、そこに貯蓄性を持たせると、ただでさえ複雑な保険がより難解になってしまって、普通は理解不能なレベルになってしまいますから、「理解できないものに投資してはならない」大原則に従って、止めたほうが良いと思います。
別に、4000万円もの貯金があれば死亡保険など全く不要ですし、民間の保険で医療保険に入り、それ以外の損害保険を必要に応じてはいるスタンスで宜しいかと思います。
さて、あまり知識が無くて、リスクを極力取りたくないという事であれば、話しは非常にシンプルです。無リスク資産である銀行預金か個人向け国債を買っていれば、大過なく過ごせます。
ただし個人向け国債は利率が著しく低いため、現在は選択肢から外れます。となると、高金利の定期預金に預け入れておくのが最善の方法になります。
例えば3年物の定期預金であれば、オリックス銀行、SBJ銀行、あおぞら銀行あたりが良いと思います。1000万円超は預金保険制度の対象外になるので、複数の銀行の口座を開設して、高金利の銀行に分割して預け入れると最強です。
(ここではこれらの3行をお勧めしておりますが、お住まいの地域から高金利の銀行を選んでも良いでしょう。都道府県別の定期預金一覧表もあわせてご覧ください。)
⇒参考:複数の銀行・定期預金などで堅実に貯金を殖やす方法
以下、通常の金利0.01%とオリックス銀行の金利で、3年間に受け取れる利息の差を具体的に計算した結果をご覧ください(掲載終了)。 比較として、ゆうちょ銀行も載せておきます。
仮に1000万円の預金であれば、3年後に7万円を超える利息の差となりますね。しっかりと金利の高い銀行に預金を移して、じわじわとお金を増やしていきましょう。
もちろん、3年物ではなくて1年や2年物で金利の高い定期預金があれば、そういったものも利用すると良いでしょう。銀行や預入期間を様々にばらして、お持ちの資産全体が常に「高金利に晒される」ような状態に持っていけば、盤石です。
(流石に家賃補助的な金額は無リスク資産では期待できない額になりますので、それは諦めるか、あるいはリスクを取りに行くか、いずれかになりますね。)
また、円貨定期預金は日本円の定期預金となりますので、外貨預金のような為替による元本割れはありません。為替リスクに関しては、以下の回答を参考にして下さい。
⇒参考:外貨預金や外貨建て生命保険のような為替リスクは徹底排除
(為替の世界はリスクは高いのに実は期待リターンはゼロです。なぜなら、為替は株と違ってゼロサムゲームだからです。したがって、為替はハイリスクハイリターンというのは大嘘ですから、それは騙されないように注意しましょう。)
もう少し利息が欲しいのであれば、取り扱いやすい一部の社債を利用するのも良い方法かなと思います。詳しくは、以下の解説記事をご覧にください。
⇒参考:高金利!SBI債とマネックス債で、安全・確実に増やす!
SBI証券やマネックス証券が発行するSBI債やマネックス債であれば、年利0.5%程度のリターンが期待できます。ただし、定期預金と違い、これらの元本は確実に保証されません。SBI証券やマネックス証券が破綻すれば紙くずになるからです。
ただし、SBI証券やマネックス証券が倒産するような事態は普通は考えられませんので(そんな事態が起きたら日本自体が沈没していると思います)、資金の一部を運用しても良いと考えます。参考に、3年間で受け取れるリターン(利息、利金)を一覧にしてみました。
●3年間預け入れた時の受取利息(カッコ内の数字は税引き後の利息です)
社債は、定期預金よりもリスクが上がるために、リターン、つまり利回りが上がります。そのために、仮に1000万円を運用した場合は、3年間で合計15万円もの利金を受け取れます。高金利銀行の利息の2倍、通常の預金の50倍のリターンになります。
ただし、為替リスクなどよりもはるかにリスクは少ないですが、わずかとは言えリスクがある事には変わりは無いので、1000万円を預け入れるというのは少々現実的とは言えません。せいぜい、300万円を上限にして利用して、資産を分散させて増やす事を考えていきましょう。
最後になりましたが、当サイトの限定キャンペーンを利用して現金1万円をもれなく貰うという方法もありますので、こちらも参考にして頂いて、アクションを取って頂ければと思います。
⇒参考:キャンペーンで現金や金券を簡単にゲットできる先の一覧
まず、投資信託協会が作ったリスクとリターンの関係図を見てみましょう。(合わせて、改めて金融の世界において「リスク」とは何を意味するのか、リンク先をよくお読みください。)
https://www.toushin.or.jp/investmenttrust/meritrisk/riskreturn/
要は、リターンを取りに行く場合にはリスクを大きく取らなくてはならないという事になります。リンク先の記事を読むと、リスクとは価格の変動具合の事を指しますので、となると図ではリターンは常に確保できるように錯覚しますけれども、実は同じ程度だけマイナスに振れる事もあります。
その部分を直感的に気が付いているMSさまはリスクにとても敏感な感性を持っていて、そしてリスク許容度はかなり低い人なのだろうなと思います。(リスク許容度は高いから偉くて低いとダメだという事では全くありません)
そして、リスク許容度が低い人が無理やり株式や株式投資信託などを買う必要は全くありません。安全資産と言われている債券か、無リスク資産と言われる銀行預金のいずれかのみで資産を守りつつも少しずつ増やしてゆくスタンスで全く問題はありません。
なお、保険につきましては、終身保険と定期預金の比較(どっちが得なの??)を読んで頂いて、判断いただければと思います。
個人的には、保険というのはそもそもリスク(ご自身の生命が失われるとか、自動車事故とか火災とか)をヘッジする目的の商品であり、そこに貯蓄性を持たせると、ただでさえ複雑な保険がより難解になってしまって、普通は理解不能なレベルになってしまいますから、「理解できないものに投資してはならない」大原則に従って、止めたほうが良いと思います。
別に、4000万円もの貯金があれば死亡保険など全く不要ですし、民間の保険で医療保険に入り、それ以外の損害保険を必要に応じてはいるスタンスで宜しいかと思います。
さて、あまり知識が無くて、リスクを極力取りたくないという事であれば、話しは非常にシンプルです。無リスク資産である銀行預金か個人向け国債を買っていれば、大過なく過ごせます。
ただし個人向け国債は利率が著しく低いため、現在は選択肢から外れます。となると、高金利の定期預金に預け入れておくのが最善の方法になります。
例えば3年物の定期預金であれば、オリックス銀行、SBJ銀行、あおぞら銀行あたりが良いと思います。1000万円超は預金保険制度の対象外になるので、複数の銀行の口座を開設して、高金利の銀行に分割して預け入れると最強です。
(ここではこれらの3行をお勧めしておりますが、お住まいの地域から高金利の銀行を選んでも良いでしょう。都道府県別の定期預金一覧表もあわせてご覧ください。)
⇒参考:複数の銀行・定期預金などで堅実に貯金を殖やす方法
以下、通常の金利0.01%とオリックス銀行の金利で、3年間に受け取れる利息の差を具体的に計算した結果をご覧ください(掲載終了)。 比較として、ゆうちょ銀行も載せておきます。
仮に1000万円の預金であれば、3年後に7万円を超える利息の差となりますね。しっかりと金利の高い銀行に預金を移して、じわじわとお金を増やしていきましょう。
もちろん、3年物ではなくて1年や2年物で金利の高い定期預金があれば、そういったものも利用すると良いでしょう。銀行や預入期間を様々にばらして、お持ちの資産全体が常に「高金利に晒される」ような状態に持っていけば、盤石です。
(流石に家賃補助的な金額は無リスク資産では期待できない額になりますので、それは諦めるか、あるいはリスクを取りに行くか、いずれかになりますね。)
また、円貨定期預金は日本円の定期預金となりますので、外貨預金のような為替による元本割れはありません。為替リスクに関しては、以下の回答を参考にして下さい。
⇒参考:外貨預金や外貨建て生命保険のような為替リスクは徹底排除
(為替の世界はリスクは高いのに実は期待リターンはゼロです。なぜなら、為替は株と違ってゼロサムゲームだからです。したがって、為替はハイリスクハイリターンというのは大嘘ですから、それは騙されないように注意しましょう。)
わずかにリスクを取って、SBI債やマネックス債に預け入れるのも良い
もう少し利息が欲しいのであれば、取り扱いやすい一部の社債を利用するのも良い方法かなと思います。詳しくは、以下の解説記事をご覧にください。
⇒参考:高金利!SBI債とマネックス債で、安全・確実に増やす!
SBI証券やマネックス証券が発行するSBI債やマネックス債であれば、年利0.5%程度のリターンが期待できます。ただし、定期預金と違い、これらの元本は確実に保証されません。SBI証券やマネックス証券が破綻すれば紙くずになるからです。
ただし、SBI証券やマネックス証券が倒産するような事態は普通は考えられませんので(そんな事態が起きたら日本自体が沈没していると思います)、資金の一部を運用しても良いと考えます。参考に、3年間で受け取れるリターン(利息、利金)を一覧にしてみました。
●3年間預け入れた時の受取利息(カッコ内の数字は税引き後の利息です)
預入金額 | ゆうちょ銀行 | オリックス銀行 | マネックス債 |
---|---|---|---|
金利0.01% | 金利0.5% | ||
300万円 | 900円(717円) | (掲載終了) | 45000円(35858円) |
700万円 | 2100円(1673円) | 105000円(83669円) | |
1000万円 | 3000円(2391円) | 150000円(119528円) |
社債は、定期預金よりもリスクが上がるために、リターン、つまり利回りが上がります。そのために、仮に1000万円を運用した場合は、3年間で合計15万円もの利金を受け取れます。高金利銀行の利息の2倍、通常の預金の50倍のリターンになります。
ただし、為替リスクなどよりもはるかにリスクは少ないですが、わずかとは言えリスクがある事には変わりは無いので、1000万円を預け入れるというのは少々現実的とは言えません。せいぜい、300万円を上限にして利用して、資産を分散させて増やす事を考えていきましょう。
最後になりましたが、当サイトの限定キャンペーンを利用して現金1万円をもれなく貰うという方法もありますので、こちらも参考にして頂いて、アクションを取って頂ければと思います。
⇒参考:キャンペーンで現金や金券を簡単にゲットできる先の一覧