他の銀行に預け替えたほうが良い、関西みらい銀行の定期預金

関西地域は高金利な金融機関が目白押しですが、知名度の高い関西みらい銀行には高金利の定期預金の取り扱いはほとんど無く、正直、使えません。

本ページをご覧いただくと分かる通り、熟年高年齢層向け以外、若き生活者向けの定期預金キャンペーンは無く、現役世代にとっては無視したほうが良い銀行と言えます。


さて、冒頭から年金生活者向けのキャンペーンです。関西みらい銀行で年金を受取る事や、各条件をクリアする事で、2000ポイントが進呈されるキャンペーンです。

キャンペーンの一環として、特別金利の定期預金を活用出来るサービスもあります。しかし、本当にお得なのでしようか？　知名度だけで、銀行を選んではダメな事例として、お知らせします。





さて、上記の３つの条件をすべてクリアした人に、関西みらいクラブポイントを2000ポイント（2000円分）進呈としていますが、それよりもまず、認識してほしいのは、関西みらい銀行で年金受取を指定する事は、関西みらい銀行があなたのセカンドライフのメインバンクになる事を意味します。

関西みらい銀行は知名度で言えばピカイチになると思います。しかし、掘り下げて、サービスを確認してみると、メインバンクにして良いのか、些か疑問です。まずは、年金受取の人の特典として「ロイヤル倶楽部」に加入できます。その特典を紹介します。

? 新年金定期金利上乗せ：（店頭金利＋0.15％或いは＋0.05％）
? オリジナルプレゼント：（オリジナルスポンジ＆クロス）
? プレミアム大抽選会：１位10000P・２位5000P・３位1000P
? JTB旅行券3％割引
? 新歌舞伎座公演優待
? 健康相談ダイヤル
? ATM利用手数料お得（りそなATM手数料無料・コンビニATM月３回無料）


数々の特典は、一見すると良さそうですが、新年金定期預金に預け入れをした場合に受け取れる利息を計算してみましょう。この地域の最強の、ミレ信用組合と比較してみます。カッコは税引後の数字となります。


●１年後に受け取れる利息


関西みらい銀行の新年金定期預金を活用し、500万円の預け入れをした場合に受け取れる利息は、特別金利でもたったの1万3750円（税引前）です。

一方で、知名度も低く、ホームページも古臭いく（笑）、北朝鮮系の銀行という事で敬遠されるかもしれないミレ信用組合の場合は、4万2500円の３倍近い利息が受け取れてしまいます。

もし、あなたが、セカンドライフに銀行の定期預金を活用するなら、関西みらい銀行を選んではいけない事が分かると思います。

ロイヤル倶楽部は、他にもスポンジが貰えたり、JTBの旅行券が3％割引、新歌舞伎座を優待価格で購入、日々の健康相談が出来たりと、様々なサービスはありますが、今回のキャンペーンで2000ポイントがプレゼントされても、定期預金を活用しようと考えている人は、しっかりと金利の高い銀行を選んだ方が良い事を、試算表をご覧頂くと分かると思います。

私達は、銀行を知名度でなんとなく選びがちですが、「金利の時代」に知名度だけで選んでしまうと勿体ない事になる事を忘れてはいけないのです。

退職金のプランをチェックしてみたところ、定期預金が３ケ月物で年7％と掲載があり、一瞬「えっ！」と二度見しましたが、・・・当サイトが定期預金と投資信託のセット販売は合法的詐欺と常日頃から申し上げているような商品プランですので、相手にしないようにしましょう。




今回のキャンペーンは、300万円以上で退職金の範囲内を預け入れる場合のみ、純粋に定期預金のみを利用できます。この場合は1年物限定で金利0.2％が適用になります。他行から資金移動に使われる振込手数料は、770円分（振込小切手は550円分）がキャッシュバックされます。

この場合、1年物で金利0.2％なんて、大阪地区にはこれよりも遥かに高い金利の銀行がゴロゴロしていますので、関西みらい銀行など使っている場合ではありません。本ページの最下段の、大阪地区の銀行と定期預金一覧をどうぞご覧ください。

そして、投資信託と定期預金のボッタクリ組み合わせプランです。以下のイメージ図をご覧ください。200万円以上の資金量の半分以上を、投資信託（ファンドラップという仕組みも含む）にブッこまなければなりません。




一瞬、7％の驚愕の数字に驚きますが、上の図のように50％以下を円定期にして、やっと7％で預け入れが出来ます。残りの50％以上は投資信託に資金を投入するのが条件です。

投資信託は元本が割れる事もあるリスク資産となり、円定期で7％の高金利が受け取れても将来的に「〇〇ショック」が起きてしまえば、投資信託は例えばマイナス30％とか、半値になる事もあります。円定期のたった3か月だけでの7％など、軽く吹き飛ばします。銀行の投資信託やファンドラップなどは、軽々しく利用してはいけません。