野村信託銀行・・・野村證券との複合利用で威力を発揮

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野村信託銀行・・・富裕層しか眼中にないから、庶民は行くんじゃないよ


野村信託銀行の定期預金金利を見て、少々驚く

野村信託銀行は主に、野村証券に口座を保有しているお客相手にサービスを提供しており、富裕層向けの儲かる商売を(結構こっそりと)行っているようです。ウェブサイトをチェックしたのですが、庶民はお断りのような空気を、ビシバシ感じてしまいますね。 

⇒参考:信託銀行と銀行の違い

野村信託銀行の野村ホームバンキング


2024年1月現在、野村信託銀行の金利は、以下の水準を維持しています。1年物や3年物の定期預金の店頭金利は、他の都銀や地銀よりも魅力的です。(と言ってもこの程度では活用すべき水準ではありません)

野村信託銀行の定期預金を活用するためには、野村證券に口座を開設し「野村ホームトレード」を契約しなければならず、敷居が高いというか面倒です。野村証券に口座を保有している顧客を繋ぎとめるための戦略のようにも思えます。

預入金額 半年 1年 3年 5年
10万円以上 0.06% 0.07% 0.1% -


ごく一般の人が高い金利を求める場合は、SBJ銀行オリックス銀行SBI新生銀行など、常時、金利が高めの銀行を利用すると、あなたの資金が増える速度が早まります。野村信託銀行にチョッカイを出す必要はありませんので、そういった銀行を使うようにしてください。野村に興味ある人は、以下のコンテンツをご覧いただければと思います。

野村のトータルコンサルティングプランの特別金利定期預金が12%の超絶高金利!?
野村Webローン、これはおもわず唸ってしまう怖さと巧みさ
その他の東京都の銀行や、高金利の定期預金をチェックしてみる

野村信託銀行の公式HP



野村のトータルコンサルティングプランの特別金利定期預金が12%の超絶高金利!?

野村信託銀行のホームページに「特別金利定期預金」年12%の掲載があり、驚いて調べてみたところ、対象商品を2000万円購入した人に、金利12%の定期預金を提示していました。これにはマジで驚きましたね・笑。ただし、期間はわずか1か月です。パッと見で人を寄せ付ける目的で、こういった定期預金が設定されているものと思われます。

野村信託銀行特別金利定期預金


条件として、野村証券で投資一任サービス(ラップ口座とも言われて、証券会社に投資運用のすべてをお任せする方式)にて、対象の手数料有料の投資信託を2000万円以上購入する必要があります。

この時、初回に1000万円以上の定期預金の申し込みが可能で、これに特別金利が適用されます上限は、投資との合計金額で10億円以内です。いやもう、金持ちじゃないと無理です。

ちなみに、12%の金利だと、数字の遊びとして参考程度にしか見れないですが、1か月で以下の金額の利息が発生します。

預入金額 受取利息(税引前) 受取利息(税引後)
1000万円 10万円 79685円
1500万円 15万円 119527円
5000万円 50万円 398425円
1億円 100万円 796850円
5億円 500万円 3984249円


1000万円で10万円の利息ですが、この時に必要な投資一任サービスは2000万円です。この時に手数料2%の投資信託を買う事になると、なんと40万円の手数料がいきなり野村証券に抜き取られます。

つまり、野村に一方的に持っていかれるお金を少しだけ還元します、というのがこの定期預金キャンペーンの本質な訳です。決して利息でウハウハという訳ではありませんので、貧乏人の私たちとしては、金持ちがもっと手数料泥棒されることをひたすら期待してしまうのであります。

野村Webローン、これはおもわず唸ってしまう怖さと巧みさ

野村信託銀行が個人向けに提供するサービスは、上述の定期預金と、証券担保ローン「野村Webローン」の2本です。このローンの特徴は、野村証券に預け入れている有価証券(株式・投資信託・国債)を担保にして、借り入れができる事です。

野村Webローン

野村信託銀行のWEBプラスローンの担保


10万円から最大で1億円まで借り入れ可能ですから、凄い商品です。とはいえ現在の借り入れ金利は1.5%ですので、1000万円を借りた場合、年間に返済する必要がある利息は約15万円です。

月額1.25万円の高い利息を返済し続ける事になります。 安易にローン商品を利用すると、利息を返済するために働くようになりますから、しっかりと支出を抑えて、定期預金のような資産が増える行動がとれるようになりましょう。



野村信託銀行は、富裕層以外は眼中になし


というのが一般庶民向けのアドバイスになるのですが、野村信託銀行がそんなしみったれた庶民向けにこのようなサービスを展開しているとは、どう考えてもあり得ません。

野村信託銀行のWEBプラスローンは富裕層が対象
(こんな感じの人は、絶対に使う事の出来ないローン・・・・)


なんといってもこのローンの凄いところは、返済は借りた人のペースでOKなところです。野村信託銀行によると、「定期的な返済日や決められた返済額はなく、お客様のご都合で随時ご返済いただけます。」とのことで、信用ならない貧乏人には決してありえない好条件です。

一般人に1億円までの融資など、するわけがありません。というか1億円のローンを出すには、保有する株式なら時価の半分、日本国債なら8割を担保評価額として算出して、それらを担保に取った上でローンを実行するわけです。

となると1億円を借り入れるには、株や国債などでそれと同額程度の資産をすでに有している人でないとならない訳で、ビンボー人ははなから眼中になし、という事になります。



このWEBローンは、お金持ちが利用しやすいようにできている


じゃあ一体、このWEBローンは、一部のお金持ちが、どのような用途に使うんでしょうか? 私がすぐに思いつくのは、次の2点です。


●高額な自動車を買いたいとき

野村信託銀行のWEBプラスローンで車を買う


数百万円から1000万円クラスの高級車を買うときに、さすがに手元の現金には手を付けにくいでしょう。だからと言って10年間近く拘束される自動車ローンを申し込むのも、けっこうめんどくさい。

ならば常日頃、野村信託銀行のWEBローンを使える環境に置いておいて、高級車を買うようなときに、手元に現金を残しながら、野村信託銀行から借りた現金で「現金買い」するようなことが考えられると思います。



●不動産を誰よりも早く買い付けたいとき

野村信託銀行のWEBローンで不動産を買う


もう1点、不動産投資家でもある管理人ならば、不動産を現金で購入する資金に使います。5000万円前後の投資用アパートが、アベノミクス以降、飛ぶように売れています。(2024年時点ではインフレ傾向でもありますし、更に拍車がかかっています)

通常ならば一般の銀行に話を持ち込んで、1か月程度の銀行審査を得たうえで、不動産取得用の融資が出るか出ないかの判断をするのですが、今はそんなことをやっていたら、物件を他人に横取りされてしまいます。現金で今すぐ買う、と言われたら、売主は現金買いを優先するからです。

でも、かといっていくら金持ちでも、5000万円を「はいそうですか」と言って用意できるかと言えば、さすがに抵抗があるかもしれません。

だったら野村信託銀行のWEBローンを利用して、一時的に「現金買い」を直ちに実行できるようにして物件を購入して、その後は野村信託銀行に自分の好きなようなペースでローン返済すればよいのです。お金持ちにとっては、金利が3%近いとはいえ、非常に使い勝手が良いといえます。

(アパートよりもむしろ、数百万円程度の投資用ワンルームマンションなどでの使い勝手のほうが良いかもしれませんね。)

その他の東京都の銀行や、高金利の定期預金をチェックしてみる

東京都の、その他の銀行の定期預金は以下の通りです。銀行名をクリックで、各行の詳細情報のページに飛びます。一般の銀行とネット銀行を掲載しています。


●一般の銀行(ネット専業銀行はその下に記載)
金融機関 半年 1年 3年 5年
三菱UFJ銀行 0.125% 0.125% 0.15% 0.2%
みずほ銀行 0.125% 0.125% 0.15% 0.2%
三井住友銀行 0.125% 0.125% 0.15% 0.2%
りそな銀行 0.125% 0.125% 0.15% 0.2%
きらぼし銀行 0.125% 0.125% 0.15% 0.2%
東日本銀行 0.125% 0.125% 0.15% 0.2%
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東京スター銀行
0.4% 0.6% 0.5% 0.5%
1年物は新規口座開設優遇プランスターワン円定期預金。
普通預金金利が0.4%で、半年物金利はそれで記載。
口座開設でなんと現金1500円がもらえます!!
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SBJ銀行
1.2%
(3か月)
0.6% 0.65% 0.8%
3ヵ月と3年、5年は「はじめくん」、1年は「ミリオくん」
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SBI新生銀行
1.2%
(3ヵ月)
0.65% 0.35% 0.55%
3ヶ月と1年はスタートアップ円定期預金の金利です。
3年と5年はパワーダイレクト円定期預金の金利です。
口座開設でなんと現金9500円がもらえます!!
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あおぞら銀行
0.4% 0.45% 0.55% 0.65%
三菱UFJ信託銀行 0.002% 0.002% 0.025% 0.075%
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三井住友信託銀行
0.002% 0.002% 0.35% 0.55%
0.35%は2年物、300万円以上が条件です。
みずほ信託銀行 0.002% 0.002% 0.002% 0.002%
野村信託銀行 0.06% 0.07% 0.1% -
SMBC信託銀行 0.002% 0.002% 0.002% -
KEBハナ銀行
(上段は300万まで、中段は
300万以上、下段は1000万円以上)
0.03%
0.04%
0.05%
0.07%
0.12%
0.15%
- -
芝信用金庫 0.002% 0.022% 0.002% 0.07%
東京シティ信用金庫 0.002% 0.1% 0.002% 0.002%
西武信用金庫
(上段は300万未満、
下段は300万円以上)
0.008% 0.02% 0.028% 0.007%
0.009%
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小松川信用金庫
0.025% 0.225% 0.35% 0.4%
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朝日信用金庫
(上段は300万未満、
下段は300万円以上)
0.035%
0.05%
0.25% 0.002% 0.2%
城南信用金庫 0.002% 0.002% 0.002% 0.002%
さわやか信用金庫 0.002% 0.052% 0.032% 0.002%
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ハナ信用組合
- 0.8% 0.7% -
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あすか信用組合
0.05% 0.7% 0.85% 0.15%
東京消防信用組合 0.002% 0.004% 0.008% 0.01%

ネット専業銀行
銀行名 半年 1年 3年 5年
住信SBIネット銀行 0.05% 0.1% 0.2% 0.4%
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東京スター銀行
0.4% 0.6% 0.5% 0.5%
1年物は新規口座開設優遇プランスターワン円定期預金。
普通預金金利が0.4%で、半年物金利はそれで記載。
口座開設でなんと現金1500円がもらえます!!
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ソニー銀行
0.15% 0.5%
(2年)
0.3% 0.3%
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SBJ銀行
1.2%
(3か月)
0.6% 0.65% 0.8%
3ヵ月と3年、5年は「はじめくん」、1年は「ミリオくん」
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SBI新生銀行
1.2%
(3か月)
0.65% 0.35% 0.55%
3ヶ月と1年はスタートアップ円定期預金の金利です。
3年と5年はパワーダイレクト円定期預金の金利です。
口座開設等でなんと現金9500円がもらえます!!
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あおぞら銀行BANK
0.4% 0.45% 0.5% 0.65%
GMOあおぞらネット銀行 0.11% 0.11% 0.11% 0.11%
すべて普通預金(証券コネクト口座)の金利です。
楽天銀行 0.105% 0.11% 0.15% 0.2%
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イオン銀行
3.0%
(1か月)
0.3% 0.3% 0.55%
セブン銀行 0.025% 0.03% 0.15% 0.2%
auじぶん銀行 0.04% 0.05% 0.15% 0.2%
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UI銀行
0.3% 0.55% 0.35% 0.4%
PayPay銀行 0.02% 0.02% 0.02% 0.2%
大和ネクスト銀行 0.05% 0.05% 0.15% 0.2%
ローソン銀行 0.03% 0.03% 0.15% 0.2%
JREバンク 0.02% 0.02% 0.02% 0.02%
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オリックス銀行
1.0% 0.7% 0.6% 0.7%
100万円からの預け入れになります。
半年物と1年物は新規口座開設者限定プログラムの金利です。
(金利の基準日:2024年11月1日)